ポケダン小説 PEL〜ポケモン調査隊連盟〜第一話

「おっとーとくぅ〜ん!」

世界に数百匹いるかどうかというぐらいの猫撫で声を出して、大イタチが小イタチに擦り寄っている。忌まわしい光景だ。

「ちょっ、なんすか先輩!やめて下さい!!」
困っているのやら、照れているのやら、若干嬉しそうな顔で謙遜する小イタチ。正直言って若干気持ち悪い。

「今日はやっと一緒に任務だよ〜?嬉しいなぁ〜!ね、弟くん!」
「そ、そっすね・・・。」
満面の笑みの大イタチ。
対照的に疲れ気味な顔の小イタチ。

この大イタチ、もといオオタチは、私の仕事の上司である。名前は、カナリア・シャイニーア。見ての通り、裏表のない純粋そのものと言える性格。

対して、小イタチもといブイゼルは、私の後輩。名前は、フロム・シーフィート。性格は、新人なので、そこまで説明出来る程は知らない。ただ言えるのは、何処にでもいそうな性格ってこと。

え?そもそも私が誰かって?仕事って何だって?そう急かされても困るので、順を追って説明しようか。


私の働いてるこの場所は、「ポケモン調査隊連盟」。
POKEMON(ポケモン)EXAMINATION(調査)LEAGUE(連盟)で、通称「PEL」って呼ばれてる。

仕事内容は主に、「この星の調査」。この星の異常だとか、そういうのを調べるのが仕事。いわば「この星の健康管理」。一部では、「星の調査団」とか言われているらしいけど、それは余談。

それで、私はクチートのユノ・アリスティア。この仕事を始めて早六年。十七才女。

さっきはカナリア先輩とフロムを悪く言う口ぶりだったけど、別に、嫌いな訳じゃない。寧ろ好きな方だ。異性とか、百合とかではなくて。
ここで必死に否定すると、ツンデレフラグが立つ。面白そうだけど、仮にも主人公だし、フロムは恋人として見る気はないし、百合なんてまっぴら御免なので、キャラ崩壊を防ぐことを優先した。


話の大筋は大体話したので、モノローグは終わりにする。

「ユ〜っノ!何してんの!?」
いきなり話しかけてきたこのマラカッチは、ロリータ・エクセントリカ。私の親友だ。
「考えごとよ。」
私は笑って話を流した。
「ふへぇ〜っ、よく疲れないねっ?」
疑問形だけど、いつものことなので、彼女は笑って尋ねてきた。
「大丈夫、ちゃんと寝てるから。」
「ふへぇ〜っ、寝る時以外だよ〜う!」
彼女はまた笑ってみせた。

「楽しそうな所悪いな。」
一匹のエンブオー−コウガ・アリューズ先輩−が話し掛けてきた。

「副長がお呼びだぞ。任務らしい。今回は俺達、三人でな。」

To Be Countinued・・・.



はい、小説です。折角なので始めました。
皆、期待してないからリクエストも来なくてラッキーだったし。
今後の展開に乞うご期待!
って別に考えちゃいないが((殴